ロケ―ター

2本のインプラントで入れ歯をしっかり固定することのできるロケ―ター。現在使用中の入れ歯をそのまま利用しつつ安定感を高められることから、利用する人が増えているようです。そんなロケーターについて、治療法をわかりやすく解説しながら費用などと合わせてご紹介しています。

ロケーターとは?

ロケーターは、2001年に米国のZEST ANCHORS社により販売された機械的アタッチメント。ロケーターアバットメントと呼ばれる直径2.5~3.17mmの部品を取り付け、歯茎と総入れ歯や部分入れ歯をしっかり固定します。オーバーデンチャーと呼ばれることもあります。

治療方法は、最少2本のインプラントを歯茎に埋め込み、そのインプラントにロケーターというボタンのような器具を取り付けるだけです。埋め込むインプラントの本数が2本だけで済むので、身体への負担が小さく、普通のインプラントに比べて費用も安く済みます。

入れ歯側にはロケーターとくっつく留め具を埋め込むことで、入れ歯と歯茎をくっつけて固定します。とても安定するので、入れ歯のように食事中に外れることがありません。また、将来、追加でインプラントを埋め込むことで、ブリッジタイプのインプラントへ移行することも可能です。

ロケーターのメリット

入れ歯と歯茎をくっつけるので、安定感が増し、入れ歯がずれたり外れたりすることがなくなります。咬む力が強くなり、食事をより一層楽しめるようになることが大きなメリットです。インプラント体と人工歯を固定するインプラントのみの治療とは異なり、ロケーターによる入れ歯は取り外しができるため、手入れがしやすく、入れ歯を清潔に保てます。

つまり、入れ歯のデメリットである「装着の違和感」と、通常のインプラントのデメリットである「メンテナンスの大変さ」を克服したインプラントだと言えるでしょう。

埋入するインプラントは最少2本。装着する入れ歯はもともと使っているものをそのまま使用できるので、肉体的にも費用的にも負担が減ります

ロケーターのデメリット

通常の入れ歯と比べて噛みやすくなることで、入れ歯に負担がかかり、割れやすくなったり消耗しやすくなったりします。場合によっては、噛む力に合わせて入れ歯を調整することが必要。

噛みやすくなるとはいえ、通常のインプラントよりは劣ります。表面積が大きいため、噛む力が弱まるのです。

ほかにも、上顎に取り付ける場合は、入れ歯が重いとインプラントが抜けてしまうことも。その場合は埋入するインプラントを2本から4本に増やすなどして対応します。

ロケーターが向いている人

  • 歯をすべて失った人
  • 残っている歯がわずかで、近い将来抜けそうな人
  • 噛む力は向上させたいけれど、費用を抑えたい人

ロケーターが向かない人

  • 骨の量や質など、状態が著しく悪い人
  • 血液が止まりにくくなる病気の人や、血流を良くする薬を服用している人
  • 全身疾患により外科手術を医師から止められている人

ロケーターも通常のインプラントと同様、インプラント体を埋め込む手術をするため、インプラントが不向きな人には適しません。特にロケーターは少ないインプラント本数で入れ歯を支えるので、インプラント体にも入れ歯にも負荷がかかります。骨の状態が悪いと手術が受けられないため、まずは歯科医師に相談しましょう。

ロケーターのダウンタイム・痛み・価格

最少2本のインプラント体を埋め込むだけなので、治療期間は短く済みます

治療費は患者さんの状態やクリニックの治療方針によって多岐に渡りますが、おおよその参考になるのが中心価格帯で1本30~50万といわれているインプラント1本の相場です。ロケ―ターの治療は、上顎、下顎、それぞれインプラントが2本なので、上顎だけであれば60~100万円、上下顎であれば120~200万円程度だと考えられます。

免責事項

医療法人社団 明敬会

タキザワ歯科クリニック

03-3685-1444

湘南藤沢歯科

0466-37-3090

一般的な費用相場

190,000~400,000円程度(税抜)

※インプラント1本の埋入価格

【インプラント治療にかかる期間】

インプラント治療にかかる期間は、平均6ヶ月~12ヶ月。

主なデメリット

歯茎の骨の形状、神経の走り方によって受けられない人がいる。

監修者紹介

滝澤聡明

滝澤 聡明医療法人社団明敬会 理事長

滝澤理事長の運営するクリニックでは、全国のクリニックでも数少ない「全症例の9割近くをフラップレス手術で行っている」クリニックです。

患者さんのためになる施術・カウンセリングを心がけており、フラップレス手術を推進するのもその思いがあってこそ。

「医療は絶えず変化するもの。だから自分の医院の診療もその変化に必ずついていく」という考えのもと、新しい技術を積極的に取り入れています。

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ヘルスケア編集部全研本社株式会社

歯を失った場合の治療として、主流になりつつあるインプラント治療。しかしフラップレス手術は、ネット上はおろか書籍でもまだまだ情報が少ない治療方法です。

「メスを使わないインプラント」は、我々患者にとってメリットが大きいはず。そこで当編集部は、フラップレス手術を前面に押し出している医療法人社団明敬会に取材を申し込みました。

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